フェルメール作品:「天文学者」
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1668年から1669年頃に描かれた「地理学者」とは対をなす作品と言われている「天文学者」は、
1668年にフェルメールによって制作されました。
「地理学者」と「取り持ち女」「聖プラクセディス」同様、
年記(制作年)が記載されているため大変貴重な作品の一つとされています。
フェルメール特有の左の窓からの“光”が、地球儀に向かう男性の顔を優しく照らしています。
その光の表現は「地理学者」と比べるとトーンが抑えてあり、全体的にも落ち付いた雰囲気を持った作品に仕上がっています。
フェルメールの「天文学者」と「地理学者」は対をなす作品として有名ですが、
作品の出来に関しては「天文学者」の方が勝ると言われています。
また、対はなしていないのではと言う意見もあり、確かな根拠もないのが現実のようです。
フェルメールの「天文学者」に描かれた男性は「地理学者」と同一人物ではないかと推測されており、
フェルメールと同郷同年誕生の科学者アントニ・ファン・レーウェンフックではと考えられています。
そして、「天文学者」と「地理学者」で使われた地球儀は、
アムステルダムの地図製作者ヨドクス・ホンディウス制作によるものとされ、
現在ではオランダ海洋博物館に保管されているそうです。
